はじめに
CentOS 6.5上に構築した GitLabのリポジトリとRedmineを連携する方法について説明します。
GitLab環境の構築については、前々記事を、Redmineのインストールについては前の記事を参照ください。
GitLabの設定変更
GitLabはデフォルトで /home/git/repositories/ フォルダ配下にリポジトリーを作成するようになっています。Redmineとの連携においてあれこれ試行錯誤しましたが、私の結論としては、/home/git 配下のファイルにはRedmineがアクセスできないようなので、GitLabのリポジトリーの配置場所を変え、両者の連携をはかってみました。
GitLab Shell の調整
[bash]
# mkdir /var/gitlab
# chown git:git /var/gitlab -R
# su – git
$ cd gitlab-shell
$ nano config.yml
[/bash]
リポジトリーの位置を /var/gitlab とします。
[diff]
# Repositories path
# Give the canonicalized absolute pathname,
# REPOS_PATH MUST NOT CONTAIN ANY SYMLINK!!!
# Check twice that none of the components is a symlink, including “/home”.
– repos_path: “/home/git/repositories”
+ repos_path: “/var/gitlab/repositories”
[/diff]
gitlab-shell再インストール
[bash]
$ ./bin/install
[/bash]
GitLabの調整
[bash]
cd /home/git/gitlab
nano config/gitlab.yml
[/bash]
[diff]
# REPOS_PATH MUST NOT BE A SYMLINK!!!
– repos_path: /home/git/repositories/
+ repos_path: /var/gitlab/repositories/
hooks_path: /home/git/gitlab-shell/hooks/
[/diff]
サービス再起動
[bash]
service gitlab restart
service httpd restart
[/bash]
GitLabリポジトリー追加
http://gitlab.myhost.jp へアクセスし、新規にプロジェクトを作成してください。
/var/gitlab/repositories 配下に正しくGitリポジトリーが出来ているか確認してみてください。
正しく作成されていれば、今後の作業の確認のために、このリポジトリに接続し、何らかのコミット作業を行います。
Redmineの設定
Redmineにログインし、対象のプロジェクトに移動します。
タブより、設定>>リポジトリを選択します。
左下に表示される 「新しいリポジトリ」をクリックし、リンクするリポジトリーの設定を行います。
以下のような感じで設定を行います。

では、プロジェクトのリポジトリタブに移動して、リポジトリーの参照が出来ているか確認してみましょう。

上記のような感じで、表示されていたら、GitLabとRedmineの連携は完了です。
もしうまく行かない場合は、redmineを実行するユーザに/var/gitlab/repositoriesへのアクセス権限を与えてみましょう。
[bash]
# usermod -aG git apache
[/bash]
上記を実行後、再度、確認してみてください。
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